月別: 2023年1月
川の流れのように 25th
2023.01.20
大阪は天候に恵まれ、晴れやかな新年を迎えることができましたが、記録的な大雪に見舞われ、日常生活に支障が出た地域もたくさんありました。近年の気候変動と少なからず関連するのでしょうが、雪の風情を通り越して、豪雪の被害が出た地域の皆さんには心よりお見舞い申し上げます。春夏秋冬の季節感を感じたいと常々思っていますが、地域によっては季節感を通り越した様相を呈する場合があり、改めて自然の脅威を感じずにはいられません。
さて、そんなプロローグで今年も始まりました。世間はもうすでにコロナの脅威は、遠のいたのかと錯覚するぐらいの人出が、あちらこちらで見受けられました。ニュース映像でも、初詣での神社仏閣、デパート、お正月のイベント会場など、最早コロナの罹患を何するものぞ、という風情で溢れていました。確かに、罹患しても重症には至らない状況が増えているとのことですが、本来は、まだまだ予断を許さない状況には変わりないのでは、というのが本当のところではないでしょうか。国産の治療薬が承認されて、手探りの状況からは改善されたと感じます。しかし、それが少なからず気の緩みとなって行動に出ている気がします。老人施設などでは、未だに感染予防に神経をすり減らしているとのことです。中国ではゼロコロナ政策を放棄して爆発的に罹患者が拡大しています。なんでこんな両極端のことを、いとも簡単にしてしまうのかという驚きと共に、あきれ果ててしまいます。当然、お隣の国ですから海を越えて日本に入ってくるわけです。にも拘らず、日本政府の対応は、相変わらずの後手、後手で、年を越してからの入国チェックの強化を発出したのですが、もうその時点での中国の感染者は、続々と出国していたのであります。相変わらずの危機管理能力の欠如を感じたのは、おそらく私だけではないと思うのです。お願いですから、国民を守る政府であってほしいのです。巷でのマスク姿は、異様さを感じながらも誠実なわが国民は、粛々と順守しています。子供たちのマスク姿を見ると、なんて不自由なことをさせているのだろうかと、悔しさと悲しさがこみ上げてきます。ここ数年は、制限だらけの環境での生活を余儀なくされているのです。今も未だリモート出勤やリモート会議、学生たちのリモート講義も続いています。まもなく受験の時期に突入します。さすがに、リモート受験とはならず、試験会場に足を運ぶことになるのでしょうが、会場までの交通機関の利用、宿泊施設の利用など、たくさんのリスクが伴ってきます。くれぐれも万全の感染予防対策を講じて臨んで欲しいと願っています。
今年は卯年であります。ウサギに例えて言うと、ぴょんぴょんと軽快に進んでいく年になってほしいものです。卯年の守り本尊は文殊菩薩だそうです。「三人寄れば文殊の知恵」という言葉からもわかるように、知恵や才能の仏様でもあります。文殊菩薩の守護を得ている卯年の人は、その才覚で成功すると言われているようです。卯年の人は今年は何か新しい習い事を始めたり、資格試験に挑戦したりすると、いい結果が得られそうですよ。当社の卯年の人、だーれだ?そんな卯年の1年、素敵な1年にしましょう。楽しんで晴れやかに、うつむかず上を向いて過ごして行きましょう。今年は、当社の25周年の年でもあります。25周年を迎えられるのは、これまでの在籍社員の皆さんの努力のたまものです。25年前の源流のせせらぎから紆余曲折を経て、現在は、多くの水が流れる川になりました。これからも時には支流と合流をして、時には大きな岩に阻まれながらも、更に大きな川となって大海を目指したいと思います。せせらぎから急流に、急流からとうとうと水を湛える大河にしていきましょう。栄冠は我にあり!