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明るく楽しく

2020.08.20

ようやく梅雨が明けました。今年も、九州地方に大きな被害を及ぼす梅雨となりました。それぞれの居住地域でも多くの降水量を記録されたことと思います。コロナ禍に追い打ちをかける豪雨でした。自然の力の恐ろしさ、そして、ウイルスによる伝染病の恐怖、同時に二つの脅威にさらされる季節でありました。梅雨という閉塞感は晴れましたが、コロナ禍はまだまだ収まる気配はありません。コロナウイルスは、発熱や味覚障害など物理的な症状だけではなく、人々の心まで蝕んで行っているのです。そのような環境下、人間というのは、なんと忍耐強いのでしょうか。みんなストレスに負けず頑張っています。いや、忍耐強いのではなく、なす術を必死で探しているだけなのかもしれません。今、誰しもが未曽有の苦しい経験を余儀なくされている現状で、あがき苦しんでいるといっても過言ではありません。早く、一刻も早く治療薬ができることを祈るばかりです。
そんな中、何とか明るいニュースを、と考えるのですが・・・。ミルクボーイのネタ由来のコマーシャル、DMM英会話のタメゴ、それエッグだろ、のフレーズのコマーシャルとかでしょうか。そう、笑うしかないでしょう!大阪人のべたな吉本新喜劇を見るのもよいかもしれません。「トリニクって何の肉!?」のおバカ解答に呆れながら捧腹絶倒するのもありかもしれません。今は、昔と違ってテレビやラジオで視聴するだけでなく、ユーチューブの動画サイトで観たいものや聴きたいものを検索してリアルタイムで視聴することが可能なのです。パソコンやスマホ、それにテレビを加えたら少しでも憂さ晴らしができているのかもしれません。もしこれが仁先生のワープ先の江戸時代ならば大きく事情が異なります。江戸の町でコレラが蔓延しても只々恐怖だけで過ごさなければならなかったのです。最近ずっとコロナ陽性者が増え続けています。この現象、PCR検査の数を増やせばもっと増えるのではないでしょうか。怖い話ですが、潜在的に症状のない陽性者は増え続けているのではないでしょうか。国や自治体はなぜ検査数を増やそうとしないのか、全く素朴な疑問です。ひとつ思い当たるのは、私が以前に生ガキを食べてあたったときに、病院に行き、診察を受けた際に、ノロウイルスの可能性もあったはずなのですが、医師はその検査を勧めませんでした。要するに、出た症状が総てであって、治療薬はどっちにしても一緒だからだったというふうに納得せざるを得ませんでした。コロナウイルスもそういうことなのでしょうか。治療薬がないからPCR検査で陽性反応が出ても隔離するしかない、隔離病床の確保が間に合わない、医療体制が疲弊する、崩壊する、だから発症数を制限しておきたい、そんなことなのでしょうか。これはあくまでも私見でありますが、そんな堂々巡りが続いている気がしてなりません。東日本大震災の時の政権も現在の政権も方向性を見失っているという意味では、全く同じなのではないでしょうか。迷える民衆を救うナイトは現れないのでしょうか。
今回の政権の対応は、政治色ばかりが目につき、政権支持に軸足を置きすぎた結果、方向性を見誤ったのではないでしょうか。そういう意味では、コロナ禍がもたらしたものは、大きな災いではありますが、幽霊の正体を突き止めるひとつの触媒のようなものなのかもしれません。まさに、「幽霊の正体見たり枯れ尾花」ということでしょうか。お盆に戻ってくるご先祖様に評価をお願いしてみますか。