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唯我独尊

2026.03.20

 梅の季節がフィナーレを迎え、もうすぐ桜の競演です。三寒四温、心地よい春風が吹けばいいのですが、近頃は暑めの風になる傾向です。菜の花、桜の花、れんげ草、そんな風情がしばらく続いてほしいものです。そんな憧憬とは裏腹に、またしてもアメリカ発の騒動が勃発してしまいました。この国は、何か事を起こさないと成り立たない国なのです。平和一辺倒では、政治も経済も文化も高揚していけないようなのです。もちろん、平和であることが最善なのですが、平和が続くことは、何かしら不都合があるのです。何がそうさせるのかということは、まだ理解を超えています。いろいろ想像してみるのですが、アメリカのことだからよくわかりません。軍需産業を活性化しなければならないからなのか、国内の景気回復のために他国を巻き込んで不利益をもたらし、自国のためにしようとしているのか、何れにしてもアメリカファーストという意味不明なスローガンで自分さえよければという利己主義に辟易としています。一部のニュース解説によると、ここにきてアメリカ国民も現状のトランプ政策に疑問を呈している向きもあり、中東の国際情勢もイスラエル擁護が目的ではないのか、という疑義を呈する国民もいるということです。パレスチナとの紛争も、イスラエルの背後にアメリカが、陰に日向にうごめいているのは、既成の事実なのであります。このような状況の中で素朴な疑問でありますが、ベネズエラの大統領拉致の急襲攻撃作戦、今回のイランへの突然の攻撃によるハメネイ師殺害などの事件など、なんの通知もなく、突然侵略して武力行使してもよいのでしょうか。厳密な国際法上からは、明らかに違法だという意見があると思います。この方面には、あまり明るくないので真偽のほどは分かりません。しかし、同じようなことが日本に対して行われないという保証は何もありません。日本のみならず、世界のどの国に対しても突然アメリカの意思決定のみで強権が発動されてしまうのではないでしょうか。恐ろしいことです。これは、北朝鮮の金正恩と何ら変わらないのではないでしょうか。今回の事象から懸念すべきは、友好国でありながら、突然、敵対国になり得ることも想像しておかなくてはなりません。そんな情勢の中で大切なことはなんでしょうか。それは、自国に有利な外交政策であり、緻密な国政なのではないでしょうか。国家予算のために国債を乱発しまくる国政を本当に信じてよいものなのでしょうか。大企業の擁護ばかりで、末端を担う中小企業への支援策も示せない政府をどう評価したものでしょう。世界の動乱を目の当たりにすると、日本の今の平和は、砂上の楼閣に思えてなりません。泥舟とも感じます。我が日本は、どこに向かうのか、生い先が短くとも気がかりでなりません。腰の据わった経済政策、世界最高峰の教育制度、そして人にやさしい厚生制度、そんな素晴らしい日本を作り上げてほしいものです。さあ、この春は、何の楽しいことをしましょうか。梅の季節が過ぎたから、いよいよ桜の花見でしょうか。近頃も花見スポットの場所取りとかは、あるのでしょうか。場所取りをして、みんなが集い、お酒の力で親睦を図る、何となくノスタルジックに感じるのは、ザ昭和でありましょうか。コミュニケーションを図る、とか持つ、とかはもう古代の遺物になってしまいましたか。酔っぱらう人も、泣く人も、笑い上戸の人も、もう過去の出来事でしょうか。それぞれ、忌み嫌われることかもしれませんが、「人間だもの」ではないでしょうか。困らせる人、困る人、解決に情熱を感じる人、楽しくありませんか。人の心をすり合わせる瞬間、熱いものを感じるのは、それが人間であると感じます。世の中には、ヒリヒリする日常があるのですが、せめて私たちは、暖かい気持ちのふれあいを探したいと思うのであります。