月別: 2025年3月
想像してみてください
2025.03.20
手近なことから行きましょう。間もなく大阪万博が開催されます。近年の情報社会を反映して、様々なアイデアや特殊機能が満載の展示物を見られる筈です。皆さんは、入場チケットをもう購入しましたか。えっ?まだですか。実のところ、わたしも企業から頂いた1組のチケットを持っているだけで、自分では買っていません。このチケット、今後購入するためには、スマホやPCが要るらしいです。入場も予約制になるとのことです。いやあ、実に面倒くさいですね。ゲートでチケットを買って、入場できないのですか?行列して待ち時間が長くなるのを防ぐ目的のようですが、その論理で行くと、ラーメン店の行列も防げる筈ですが、皆さん、並んで待っています。どうなんでしょう。日常生活が総て予定通りに運ぶのでしょうか。これは、今後、お手並み拝見です。次にトランプ率いるアメリカの国家政策です。先ず余談ですが、先般のゼレンスキー大統領とトランプとのホワイトハウスでの対談の醜悪さです。まさにトランプのチンピラにも劣る発言内容です。トランプに対して非常に嫌悪感をもよおすとともに、悪意すら感じました。それもテレビカメラの面前です。これはまさに、アメリカファーストではなく、アメリカ思い上がりではないでしょうか。横にいたヴァンス副大統領のトランプに迎合する発言にも更なる嫌悪を感じました。病んでいませんか、アメリカの現政権。今日の報道では、軍事支援を全面的に停止するとの内容でした。はしごを外すとはこのことです。本当にこの間まで、バイデン大統領が推進していた内容を、手のひら返しで、独断で実行してしまうこの人間性を信用できません。日本としては、この悪代官を成敗するか矯正しなければならないのですが、日本政府にそんな力はありません。日本のみならず、ヨーロッパ各国首脳も斬新な是正はできないと思います。では、どうするのか。4年間の嵐を、指をくわえて過ぎ去ることを待つしかないのでしょうか。その間に、世界情勢がどのように推移しているのか、少し背中がゾクッとするのであります。次は、もう一つの地政学的リスクです。日本の立地は、中国とロシアという社会主義国の間に立地します。敗戦国となった我が国は、アメリカの占領下で多くの西欧文化によって再建していきました。それはもちろん、よく言えば日本文化の秀逸さ、日本人の勤勉さを見越して、他国が有益だと判断したからです。そのことに最も積極的に関与したのがアメリカなのです。その維持のために、日本全国に基地を配置して、表向きは、日本を守りますよ、という振りをしながら、反面、日本との関わりから生じる権益をむさぼっているのです。そんな現状を見て、中国やロシアが放っておく筈がありません。ロシアは、北方4島を返還する意思は毛頭なく、むしろ、ことあれば北海道を手始めに日本領土を奪いたいと考えているのです。それはもう、ウクライナ侵攻で手の内が見え見えなのであります。資源のない日本でありますが、先述した原始以来の日本の独自文化、資源を活かす利用方法の開発などを、絶対欲しがっているのです。日ソ不可侵条約を一方的に破棄して、日本固有の領土を不法に占拠した過去があるのですから絶対に信用できないのであります。片や中国。台湾を自国の領土だとして虎視眈々と狙っているのであります。そのすぐ北東に沖縄諸島があるのですよ。石垣島、与那国島が有るのです。隙あらば尖閣諸島を手始めに、侵略しようと狙っているのです。今、日本全国で中国資本が、日本の土地を買い漁っています。中国では土地を私物化できないからです。日本は自由に土地を手に入れることができます。まことに危険なのです。大規模な土地が中国資本によって買収され、気が付けば中国政府機関が、そこに存在していた、そんなことが起こり得るのです。現実に、政府機関、個人に限らず、土地の所有権は、中国に侵食されているのです。このような環境で、今こそ日本全体が、そんな地政学的リスクを共有しなければならないのではないでしょうか。しっかり想像しなければなりません。