関西電気不安協会♪

2021.03.20

三寒四温の言葉通り、気候が日替わりで変化しています。寒さ、暖かさが交互に訪れて、やがて本格的に春を迎えるのですが、現状、自分の体調管理もままなりません。近年は、朝起きてWEBをのぞき、その日の気温変化や雨模様などを知ることができるため、それなりの服装や装備をして家を出ることができるのですが、近頃は、急激な気温の上下が起こるため、朝晩の冷え込みに急襲されることもあるのです。気候変動が原因と思われますが、果たしてこれは自然現象なのか、それとも、人災なのかどちらでしょうか。地球温暖化が言われていますが、実際に温暖化が進んでいるとすれば、それはやはり人間の仕業なのでしょうか。今、自動車業界では世界各国で電気自動車、いわゆるEV化が声高に叫ばれています。いまのガソリンや軽油で動かす自動車エンジンを、電気モーターに変えて駆動させるわけです。そうすれば、エンジンの排気ガスである二酸化炭素を排出せずに大気圏の空気をクリーンにすることができる、というわけです。しかし、ことはそう単純に運ぶのでしょうか。今動いている自動車を電気モーターに変えていくと確かに化石燃料の燃焼時の二酸化炭素の排出は減っていきます。世界に何万台、何千万台車あるかはわかりませんが、それらが全て電気に変われば世界の目論見通りに二酸化炭素は、減ります。しかしながら、よく考えると電気はどうしてできるのでしょうか。日本の主流は、これまで原子力発電所でした。しかし、福島第二原子力発電所の震災によるメルトダウン以降、原発への風当たりは強く、現状、大部分が休止しています。それでは、何で発電しているのでしょうか。そもそもの発電の原点である水力でしょうか。それとも、風力や太陽光など自然を利用した発電でしょうか。どちらも違います。圧倒的に火力発電なのです。石炭や石油、ガスを燃焼させて発電タービンを回して作っているのです。そうなのです。今現在も電気を作るために多くの燃料を燃やし続けているのです。電気自動車に代わる→二酸化炭素排出量は減る→電気を作るために発電所で燃料を燃やす→二酸化炭素が排出される、これって堂々巡りになっていくのではないでしょうか。水素燃料自動車も同じことなのです。自然界にある製品水素は存在しません。水素を作るためには膨大なエネルギーを必要とするのです。また、自動車に限らず、住居に不可欠のエアコンや照明も膨大な電力量を必要とします。車の排出ガスを減らしても違う形で排出ガスは産まれるのではないでしょうか。文明が発達して様々なものが発明されました。蒸気機関から内燃機関、火薬から戦争兵器、電気から家庭用機器など、本当に今の自分たちの生活環境は、便利さと豊さの相乗効果で、快適なものになっています。でも、その源は電気なのです。人間が作る電気なのです。太陽光で電気を生み出す発電があります。太陽の自然の恩恵を受けて発電できるのです。日本でもいたるところで発電用の太陽光パネルを見かけます。しかし、現状ではこの方式による発電量は僅かなのです。そして、設備を作るのに大量の人工物が必要であり、そのために多くのエネルギーを要しています。では、どのような発電方式が良いのでしょうか。考えるに、宇宙で電気を作って地球に運んでくる方法は如何でしょうか。超大型の宇宙船そのものが蓄電池になっていて、ピストン輸送で地球に帰還したときに配電するのです。きっともう誰かが考えているのかな。そして、もう一つ。原始の地球に戻すのです。火山と水と空気と人間。今人気のアウトドア派は大喜びしそうですが。無理かな。