吉と出るか凶と出るか

2017.01.20

新しい年がスタートしました。昨年は、英国のEU離脱や米国のトランプ大統領大勝利など、世界的にたくさんのサプライズがありました。無差別テロも頻繁に起こり、各国市民を震撼させました。お隣の韓国でも大統領の不正による弾劾など、騒々しい出来事が後を絶ちませんでした。その影響で国内経済も乱高下して、あまり落ち着く場面もなく、円安株高というフィナーレで1年の幕を閉じました。申年と酉年はそのイメージ通り、何かとバタバタすることが多いと言われています。さて、今年や如何に。

 さて、年頭にあたり今年の抱負といったところでしょうか。いつもこの時期になると、その思いに力が入り、力んだ抱負を言ってしまいます。よしっ!今年こそはっ!という力みが身の丈以上の言葉を口走しらせてしまうのです。そして、わざと高くしたハードルを越えられぬまま、年末の反省の弁に行きつくのです。これはもはや、学習能力の欠如と申しましょうか、まさに、いつも絵に描いた餅に終始してしまうのです。しかし、これには少々言い訳ではありますが、残る年月も関わっておりまして、少ない残りの人生で過去の体たらくを取り返そうとする気持ちがはやらせるのであって、飛ぶ回数が残り少なくなるにつれ、そのハードルは高みに遠ざかるのであります。それで、ようし、今年こそは、という繰り返しになる訳であるのです。ですから、今年はもっと現実的に、超えられるハードルの高さで、抱負を語ろうと思います。それは、先ず、第一に今まで無視に近い状態にしていた健康というものを意識して生活のサイクルを作ろうと考えています。例えば、野菜を中心とした食事や、カロリー、バランスを考えた食事を摂るということです。これは、最近、意識せずとも野菜を好んで食べるようになっています。この部分は本能といいましょうか、思考から生まれるものではなく、犬が解毒のために道端の雑草を食べるがごとく、感性のもとで欲するようになっています。このように、これまでは体重を何キロ落とそうとか、どのくらいの距離をウォーキングしようとか、アバウトな目標設定でしたが、今年はより具体的にハウツーを考えていこうと思います。もちろん、この場面では、何々ダイエットとかに惑わされることなく、正攻法で立ち向かいます。制限して痩せるのではなく、食べて痩せる、これを実践です。次に公けの場面では、企業としてこれまで以上のチームワークで、費用という名のぜい肉をこちらも絞り、お得意先と二人三脚で相互の利益獲得を目指していきます。受託数を拡大するのは当然のことですが、お得意先に喜んでいただいて、しかも、当社も収益を得ることが大事です。業界的には今年も厳しい状況に変わりはありませんが、そんな環境でも自分たちの努力で、自分たちの工夫で新たな展開を進めていくことが大事です。やっつけの仕事ではなく、やらされている仕事でもなく、ましてや惰性に取り組むことではなく、真摯にポジティブに果敢に、前進していきたいものです。私個人の抱負でもありますが、今できることを多く積み重ねて、企業としてもその事業を拡大していきたいものです。企業としての抱負はこの方向で突き進みます。売上拡大とそのクオリティの向上を、全員が同じモチベーションのもとで、最高のパフォーマンスを上げていこうではありませんか。明日に向かって走れ!その心意気です。今年の初詣でで引いた「大吉」のおみくじとともに、おごることなく、浮かれることなく精進していきます。えっ?大吉はそれ以上がないから下降の一途ですか?いえいえ、「はじめから終わりまで良し」と書いてございました!